食べ(飲み)歩記 ・ パース

2003年のタイ正月(=ソンクラーン・4月)の頃は、旅行好きには困った時期となりました。

毎年、ソンクラーンには土日をあわせて9日間のお休みをいただくので、ずいぶんと前から計画をたてます。アジア巡りも一通り終わったことだし、ということで、いよいよヨーロッパに出かけよう! とイタリア旅行を計画しておりましたら、イラク戦争が勃発。イタリアは関係ないだろうと思いつつ、ちょうど予算もきつくなってたところに、四川へのお誘いがありました。中国は、もうしばらくいいと思っていたのに、ガイドブックを眺めていたら、四川ってなかなか面白そうなところなんです。なんてったって本場の麻婆豆腐が食べられるし! チベットも近いので、ついでにチベットまで足を伸ばしたら、なんてステキな旅になるのかしら・・・と、中国のビザもとってその気になってたら、SARS騒動が! 中国どころか、飛行機に乗ることさえためらわれるようで、なんだか世の中が旅行自粛ムードでいっぱいになってしまいました。

だからといって、せっかくの長期休暇をボーっと過ごすのは悔しくて、結局、予算をにらみながら消去法でたどりついたのがパースでした。パース --- タイに駐在している間に行くべき場所の1つとしてよくとりあげられるんですけどね、何が魅力なのかイマイチ「?」って感じ。でも、日本に帰るより安く済みそうだし、「パースなら私も行く!」と飛びついてきた友達がいたので、結局、パースに決めました。チケットをとったのは、出発5日前のことです。

友達のyokoちゃんとおにいさんおねえさんの3人の珍道中、期待していなかったのがいいのかどうか、思った以上にすっごく楽しい旅となり、また機会があったら是非とも行きたいと願っております。

2003年4月12日(土) 「いざ出発!」

SARSを回避したはずのパース旅行、この日は直行便がなくて、なぜかシンガポール経由となってしまいました。でもいい乗り継ぎ便があるので、シンガポール空港での滞在時間は、40分くらい。チェックインをしてから、昔旅行会社に勤めていたyokoちゃんが「乗り換え、時間、大丈夫かなあ? 短すぎない?」と心配しています。だけど航空会社が手配したスケジュールなんだから、大丈夫でしょう。チェックインした時にも何も言われなかったし。シンガポールに到着したら、案の定、飛行機を降りたところでスタッフが私たちの名前を持って待っています。彼らの誘導で、即、乗り換えということで、空港の中をカートに乗せてもらって進みました。yokoちゃんが、「一度、これに乗ってみたかったのよね〜」とはしゃいでいます。途中、係りの人の無線に連絡が入りカートが止まりました。ナント、「荷物の積み替えが間に合わない、荷物と人を別々に乗せるわけにはいかない」とのこと。カートは、Uターンして、乗り継ぎ用のチェックインカウンターに戻ることになりました。次の便は、真夜中の出発、6時間以上あります。ダメならダメって、最初から(バンコクの時点で)言ってくれよーってブーブー言ったところで、どうしようもありません。SARS菌がウヨウヨしているかもしれないシンガポールの空港で、6時間も過ごすこととなりました。そんなに時間があるなら、街に出てもよかったのですが、やっぱりSARSが怖くて・・・。

結局、パースに到着したのは、翌日の明け方でした。出発からいきなりトラブルだなんて・・・。まあ、到着できたから贅沢はいえないですね。ちょうど6時間後にもう1便あったというのもラッキーといえばラッキーですし。24時間後、なんてことになっていたら大変ですものね。

2003年4月13日(日) 「まずは市内散策」
明け方(たしか5時頃?)に着いた私たち、エアポートバスでホテルへ。この時はボーっとしていたのですが、後で考えたら、3人だからタクシーの方が安かったかも・・・。到着した私たちのしたいことは、まずはシャワーと睡眠。幸い、ホテルがチェックイン(かなり早いですよね)をOKしてくれました。泊まったのは、スワン川と公園が近くの「THE NEW ESPLANADE HOTEL」。こじんまりとしていて、多少古いのですが、サービスもよく(スーパーアーリーチェックインがタダだったし)、立地もよく、リーズナブルないいホテルでした。

一休みした後は、ホテルにあった日本語の現地ガイドブックに載っていた「パース市内3時間散策コース」を参考にお出かけ。さらに、翌日からのスケジュールをたてて、観光ツアーに申し込まなければなりません。実は、まったくなんの予定もたてずに出発してたのです。計画をたてる時間もなかったし。

ぶらぶら歩いてみつけた旅行会社にとびこんで、翌日からのツアーを2日分申し込みました。ツアーの予約は、旅行会社に行かなくても、電話でも24時間受け付けています。それはもう、いろんなツアーがあって迷うほどです。パースに行くのに、車がないと不便かなあとか、タイからのパックツアーじゃなきゃ大変かなあとご心配の方、な〜んの心配もいりませんよ!

街は、この週にイースターがあるため、なんか静かでした。もともと静かな街のようですし、日曜なので、ビジネス街(小さいけど)は静まり返っておりました。ぐるっと市内を一通り歩きましたが、とてもわかりやすい街づくりになっていて、気候もほどよく、街もきれいだし、何より安全なので、とても歩きやすかったです。モールのオープンカフェのお店でサンドイッチのブランチを食べ、一休み。ちょっとおしゃれなカフェがいっぱいあるのがうれしいですね。バンコクにはあまりありませんから。あっても空気悪そうだから、道端のカフェというのはねえ・・・(って、いつも道端の屋台で食べてるくせに・・・)。

お散歩の後は、ホテルで昼寝。私は、旅先での昼寝が何よりの楽しみなのです。いつも爆睡しちゃいます。yokoちゃんは、その間も元気に川沿いを散歩してたそうです。タフですねえ。パース市内であと観光ポイントといえば、キングスパーク。市内を見渡せるパノラマが素晴らしいそうで、サンセットも心のしみるのだそう。ホテルから近いので、歩いて登りました。まあ、それ以外のアクセス方法がわからなかったんですけど。それほど高い山(丘?)と思わなかったのですが、登るにつれてどんどん周りの景色が違って見えてくるのが面白かったです。頂上からの眺めは、たしかにパース市内を一望できました。パースって・・・小さい街ですね。高層ビルは、指で数えられるほど。だからこそ美しい街づくりができているのでしょうけれど。

公園の中にサンセットを見ながらディナーができるお店があるというので行ってみたら、「サンセットを眺められるキングスパークの中にあるレストラン」だそうで、レストランから眺められるわけではなかったのです。大酒飲み3人組ですからね、そこで食事をしてしまうと、真っ暗な中を歩いて帰るのにはちょっと不安が・・・。なので、結局、サンセットを見ないまま公園を後にして、街の中で食事をすることにしました。まさに花より団子、色気より食い気。

散歩の時にチェックしていたお店に入りました。まずはワインを注文。私は、白ワインはあまり好きではないのですが、パースでは白ワインをまず飲んでみて、とワイン通の友達がいっておりました。店員のおすすめ白ワインを飲んでみます。どれどれ、んっ? おいしー!! いやー、白ワインってこんなにおいしいものだったのね。酒飲み3人はそれだけでハシャギモード。普段、飲んでいる白ワインというのは、やはり輸出用に加工されてたのだと納得。さらに、私たちをハイにさせたのは、牡蠣やらムール貝やら山盛りの贅沢なシーフード。牡蠣が大好物のおにいさんは、これだけで来た甲斐があったとばかりに喜んでいます。こういうバーのようなお店で、これだけの料理が食べられるなんて、この先の滞在中の食事が、俄然楽しみになりました。

2003年4月14日(月) 「ピナクルズツアー」
本日は、丸1日ツアーに参加です。「4WD PINNACLES, KOALAS & SANDBOARDING ADVENTURE」というツアーです。

朝、7時にホテルに迎えに来るというのに、15分たっても迎えが来ません。心配になって電話をしてみようとホテルのフロントに言うと、「ああ、30分くらい遅れるのはいつものことだよ」と言われました。オーストラリア人ってタイ人に似てるかも・・・。

さていよいよ出発。まず着いたのがYANCHEP NATIONAL PARK。ここでコアラと記念写真を撮るというお決まりのコースなんですが、やっぱりコアラってかわいー!! 公園のゴルフ場では、カンガルーがのんびりと遊んでいます。こんなゴルフ場でゴルフをしてみたいですね。カンガルーにぶつけちゃったらどうしましょう。襲ってきたら、かなり怖いと思うんですけど。

出発前に、運転手がタイヤの空気をチェックしています。チェックというか、空気を抜いているような? 不思議に思いながらバスの乗りましたが、すぐに理由がわかりました。砂漠地帯に突入したのです。見渡す限り砂、砂、砂。砂漠というか砂丘です。砂の上を走るには、空気が抜けていないと転倒する危険があるのでしょう。バスは、いきなり砂丘を登り始め、頂上から急降下。ほとんどまっ逆さまという感覚でした。SAND BOARDING とは聞いてたけど、まさかバス自体がBOARDINGしてしまうとは・・・。社内からは悲鳴が上がりましたから、そのスリルもご想像できましょう。下手なジェットコースターより面白かったです。ドライバーも調子にノッて、何度もやってくれました。その後、ちゃんと人間も砂滑りで遊びました。板にワックスを塗って、体を少し倒し加減で滑ります。慣れないと、思うように滑れません。コツが必要なようです。転ぶと砂まみれになります。さらに滑るのはいいのですが、行きはヨイヨイ、帰りは・・・ってことで、あまり挑戦する人はおりませんでした。これ系の遊びが大好きな私でも2回しか滑りませんでしたし。

砂遊びの次は、ランチを食べて、いよいよ本日のメイン、ピナクルズへ。奇岩群といいますが、なんだか不思議な世界に迷い込んだ感じです。いや、本当に迷子になるらしいです。同じような景色がずーっとどこまでも広がっていて(404ヘクタールってどれくらい?)、人間と同じ高さの石がポコポコ、この中で迷子になると探せなくなるので、ガイドから離れないように、と注意されました。そんな話をしているところに、別のツアーの日本人ガイドと老夫婦の3人が途方にくれてウロウロしています。ガイドがブツブツ言ってましたが、どうやらツアーの他の人たちとはぐれてしまったようです。でも、見渡す限りにおいては、日本人の団体は見えません。あの人達、どうしちゃったんでしょう・・・。ピナクルズって、油断のならない場所だったのですね。景色に見惚れてばかりいると大変なんです。

写真を撮りまくって、次にどっかの海岸に寄っていざ帰路へ。往路は、あちこちに寄ってたので遠く感じませんでしたが、実は、結構な距離があります。その間、お決まりのように「クロコダイルダンディー」のビデオが流れました。くだらない映画なんだよねーと言いながら、みんな、しっかり見てたかも? 私は、実は、はじめてなので楽しんでしまいました。

パースの街に着いたのは、夜8時頃だったでしょうか。ほぼ12時間の旅でした。さあ、飯だ飯だ! ってことで、今晩は、何を食べようかと期待に旨をふくらませて街をさまよってみましたが、ないんです。絶対数が少ないうえに、あってもみんな閉まってます。ファーストフードのお店だけが煌々と明かりをつけています。こうなったら回転寿司でもいいよ、と覚悟を決めましたが(結構、いっぱいあるんです、回転寿司の店)、それすらやっていません。一体、どういうこと? イースターのせい? 結局、唯一開いていた日本食レストランに入りました。日本食とは言っても、ここはシーフードのおいしい土地。きっとおいしい魚介類を食べさせてくれるに違いありません。

敷居の高そうな店に入ると、オーストラリアおねえちゃんがちょっとくずれた着物姿で出迎えてくれました。似合ってない。なんか悪い予感・・・。メニューを見て、すでに予感的中って感じです。日本食だからなのか、高級店だったのか、高いんですよねー。でも高級店のわりに他の人の食べてるのをみると、う〜ん・・・。夜も遅いので軽くすませることにしました。ちょうど、ワーキングホリデーで働いている日本人の女性が出てきたので、根掘り葉掘り聞いてみました。なんでこんなにお店がないの?

やっぱりオーストラリア人は、夜、働きたがらないのだそうです。5時に仕事が終われば、みな、さっさと家に帰ってしまうのだそうです。それに人件費が高いそうで。ガーン! じゃあ、この先おいしいディナーはできないってこと? と泣きそうになりましたが、それが、駅の向こう側の一角に、夜遅くまでやっているレストランやバーがひしめいているのだそうです。なーんだ、もっと早く教えてよーって感じですが、ガイドブックには、そんなこと書いてたかしら? とりあえず、日本食屋で哀しいディナーを食べて、長い1日は終わったのでした。

2003年4月15日(火) 「大酔っ払いのワインクルーズ」
この日は、酒飲み3人組にとって、とても楽しみなツアーです。「PERTH'S FAMOUS WINE CRUISE」で、スワン川をワインを飲みながらクルーズするのです。船の揺れがなんとも心地いいのだそうです。

朝、10時頃に出発。スタッフは、若くてかっこいい船長と乗員のメリーさんだけのようです。ツアー参加者は、なぜか、お年寄りばかり。みんなそれぞれ個別に申し込んでるようなのですが、なぜに? おにいさんがかなり若い部類に入ります。私とyokoちゃんなんてアイドル状態(!?)。若い人には、昼間から船でワインを飲むツアーなんて魅力ないのかしら。たしかに、不健康といえば不健康なツアーだわ・・・。若者は、もっとアクティブなツアーを選ぶのかしら? なんていろいろ考えてもみましたが、私たちには、ワインさえ飲めれば、誰が参加していようがどうでもよかったりして・・・。

船は、スワン川を上流に向かって進みます。船からの景色は、なかなかのものです。めずらしい鳥や、よく整備された公園でのどかに遊ぶ子供たちが見えます。こっちまでほのぼのしてきます。川のそばに家を建てて、のんびりと釣をしている人を何人も見ました。どの家の庭もよく整備されています。これぞまさしくオーストラリアンライフ! 「いつか私たちもこんな生活がしたいわねー」「いや、ボケちゃうんじゃない」と何度同じ会話を繰り返したことでしょう。

乗って間もなく、チーズとサラダが配られました。あっ、失敗。朝ご飯をしっかり食べてしまった・・・。その後、白ワインがグラスに入れられて配られました。まさかこれだけ? おかわりあり? なんて、気持ちが逸ってしまいます。ドードー、まだ1日長いんだから。飲む前に、メリーさんがワインの飲み方のマナーを教えてくれました。まず、色を見て香りを嗅いで、3回右に・・・って、お茶じゃなかったですね、失礼。

何杯か飲んだところで、上陸。バスに乗ってワイナリー巡りです。HOUGHTON WINERY と SANDALFORD ESTATE の2ヶ所でそれぞれ試飲もさせてもらいました。左の写真のようにちゃんと説明をしてくれるんです。どうせお土産を買うなら、ワイナリーで買うのがいいと、赤ワインを選ぼうとしたのですが、なんか「?」。どうも渋みが強く感じます。結局、気に入ったワインをみつけられずに、「街でも買えるよね」と買わずに帰ってしまいました。後で気がついたのですが、すっきり系の白ワインを飲んで、すぐにSHIRAZなどの重い赤ワインを飲むと、いつもより渋く感じてしまうようです。お肉やチーズなんかと一緒だったら、きっとおいしいって思ったのに違いないのですが、無念。試飲も難しいものですね。そうそう、ここでこの写真の彼女が手にしているプロフェッショナルワインオープナー、優れものです。宣伝にのせられて、しっかり買ってしまいましたが、もっとお土産用に買ってくればよかったと後悔するほど。たしかA$25‐でした。

ランチは、ブッフェですが、当然ワインは飲み放題。最初のうち遠慮していた私達ですが、物欲しそうな顔をしていたのか、目の前のおじさんが、どんどん注文してくれて、その席のあたりはみんな大酔っ払い状態に突入してました。と、いきなり、メリーさんが歌いだすではありませんか。たしか、ツアーには、ライブエンターテイメントまでついていたのですが、なんとメリーさんの歌と踊りだったのですね。オーストラリア人は、1人で何役もこなして感心してしまいます。前の日のツアーもドライバーがガイドをして、さらにランチの準備までしてくれてました。こんなことに感心するのって、ちょっとタイボケ?

楽しい食事が終わって、ふたたび船に乗り込みました。年寄りばかりだと思っていた乗客たちは、なかなかのツワモノぞろい。みんな、まだ飲み続けるんですよ。ランチで一緒に飲んだ親子とは、すっかり意気投合して、デッキで風にあたりながら、ずーっと一緒に飲んでいました。その親子、お父さんは80歳でイギリスからオーストラリアに住んでいる息子達に会いに来ていたのだそうで、親子水入らずの旅だったのです。それにしても80歳であんなにワインを飲んで、すっごくしっかりしてるなんて・・・。やっぱりファランは、体のつくりが違うのでしょうか。それほど大きな人達ではなかったんですけどね。最後の方では、メリーさんが「おかわりしたい人は、グラス単位」と言い出しました。たしかにみんなベロンベロンでしたもの・・・。でも、本当に楽しかったです。

夜は、前日にワーホリおねえさんから聞いたノースブリッジへいざ! すでにお酒が体に充満しているので、食欲もあまりないところですが、いや、おいしそうなお店がズラッと並んでいます。もっと早くここに来ればよかったよー! まあ、翌日以降が楽しみということで。

そうだ、この日はちょっとした事件が・・・。

酔っ払った私たちがタクシーで「ニューエスプラネードホテルまで」と言って乗り込むと、いきなり高速にあがりました。さほどの距離があるわけでもないのですが、その方が早いのでしょう。おにいさんは「こいつは景気がいいや」とわけのわからないことを言っています。3人とも酔っ払っててうるさいです。でも、ふと気がつくと、パースの町がどんどん遠ざかっているではないですか! 「いくらなんでもおかしいよ」と言う私に、2人とも「次の出口じゃない?」なんてのんきにしていましたが、出口を通り過ぎてしまいました。あっれ〜? そんな悪そうな運転手には見えなかったのですが、観光客だと思って(酔っ払いだし)、ぼってんの? それともこのまま変なところに連れて行かれたらどうしよう! と一瞬のうちにいろいろ考えてしまいました。運転手に詰め寄ると、パース郊外のフリーマントルにある「エスプラネードホテル」だと思っていたようです。よかった〜、早く気がついて。いえ、決して早くなかったんですけど。それから高速を下りて、とても長くて高いナイトドライブとなってしまいました。

2003年4月16日(水) 「yokoちゃんとお別れ ホテル移動」
yokoちゃんは、この日でバンコクに戻ることになっています。私たちも残りの日を今度は、別のホテルに泊まってみることにしました。一応、スターウッズメンバーでもあるのでシェラトンにしました。シェラトンにしてはなかなかお得な料金でした。でも、ちょっと街のはずれにあったので、買物に行くにも食事に行くにも、ずいぶんと歩くことになってしまいましたが・・・。

yokoちゃんの出発までスーパーでお買物をしたりしてのんびり過ごしました。この日は、街中でさすがにオフィスで働く人たちの姿が目につきました。ランチは、ちょっとおしゃれなカフェっぽくてでもステーキもしっかり食べられそうなお店に入りました。相変わらず、街中での食べ物屋探しには苦労しました。入ったお店では、ビシッとスーツを着た人達がビジネスの話をしながらランチしてました。みんな早く家に帰るから、夜の接待なんてないんだろうし、ビジネスランチが重要になってくるんでしょうね。

yokoちゃんも無事出発。でも本当は無事ではなかったようです。シンガポールで乗り継ぐはずの便がキャンセルになっていて、翌朝の便になってしまったのだそうです。空港ホテルは満室、仕方なくベンチで夜を明かしたそうです。やれやれ、のSARS騒動ですね。

yokoちゃんと別れた私たちは、今度は、デパートの地下の食品&お惣菜売り場へ。私たちにとっての買物って、食べ物ばかりかも・・・。それにしてもオーストラリアって、ホントに食材が豊富なんだなとしみじみ。オリーブオイルやマスタードの品揃えといったら、ためいきがでるほど。たくさん買いたかったけど、こういう瓶モノは重いんですよね・・・。

夜は、もちろんノースブリッジへ! 今日もまたおいしい牡蠣を食べるぞと気合いを入れまくって、ノースブリッジのお店を隈なくチェック。路上で風に吹かれながらワインを飲んで牡蠣を食べて、ああ、しあわせ!

2003年4月17日(木) 「再びワインツアー、マーガレットリバーへ」
ワイン通は、西オーストラリアといえば、マーガレットリバーを思い浮かべよだれが出るほどなのだそうです。そのワイン通の知り合いが、パースに行くなら絶対マーガレットリバーに行くべき、と熱く語ってくれたので、1日ツアーに申し込んで行って来ました。「MARGARET RIVER EAGLES, CAVES & WINE」というツアーで、ワイナリー以外にも何ヶ所か立ち寄ります。本当は、2泊して現地でゆっくり滞在するコースもあるのですが、すでに残り時間が少ないので断念しました。

朝8時に出発して、まずはマーガレットリバーに直行。LEEUWIN ESTATE WINERY で、ワインの試飲をして、ワインラベルの原画の展示なども見ました。ここのワイナリーは、スワンリバーで立ち寄ったワイナリーよりも、ちょっと高級な感じがします。洗練されているといいますか。このツアーは、リバークルーズとは違って子供も参加していたり、若い人も多いです。そこでランチも食べて、次は、イーグル保護センターを見学。いやあ、でっかい、でっかい。近くで見るとかなりの迫力、飛び回る姿はかっこいー! さすが自然を愛するオーストラリア人、ガイドの解説も熱々でした。英語が半分くらいしかわからなかったけど・・・。

その後は、XANADU WINERYへ。オリビアニュートンジョンの「ザナドゥ」はここのことだったのでしょうか。オーストラリア出身ですしね。

さらに旅は続いて、MAMMOTH CAVEへ。いわゆる鍾乳洞ですが、とても周りきれるような大きさではなく、ぐるぐる歩きましたが、それでもほんの入り口という感じのようです。

その後、サーファーのメッカ、その名もSURFERS POINTという名の海岸に立ち寄り、最後にマーガレットリバーの街の中心で自由行動。観光案内所で観光客用のワインのショールームも併設しており、ラベルや瓶が展示されていました。ワイナリーや宿泊施設の案内もあって、ああ、やっぱり1泊でゆっくりしたかったですね。そんな思いを噛みしめながら、お土産用ワインを購入。でもおにいさんは、「重いのはイヤだ」と言って、大量には買ってくれませんでした。ケチ。

約600キロの旅だったそうで、たしかにちょっと疲れました。ホテルに到着したのが9時近かったので、その日は、ホテルのレストランで食べました。ずっとシーフードばかりだったので、ここで思い切ってオージービーフを注文。おいしかったけど、ホテルはやっぱ高いっすね・・。

2003年4月18日(金) 「グッドフライデーはフリーマントルで」
この日は、イースター前の金曜日「グッドフライデー」なのだそうで、パースの中心は静まり返っておりました。お店がどこも開いていない・・・。スーパーすら開いておらず、そうそう、パースってコンビニのたぐいはないんですよ、だから、ホントに何も出来ない状態。しょぼい土産物屋がチョロチョロという感じ。夜のノースブリッジは大丈夫なようなので、それだけで充分なんですけどね。

パースといえば、他に、波型をした不思議な岩壁の「ウェーブロック」、イルカの群れの生息地「モンキーマイア」、ペンギンに会える「ペンギンアイランド」、パースからも近いのに美しい島「ロットネス島」などがあり、残る1日、心が揺れるところでもありましたが、私たちの欲望は、あくまでも食べることと飲むことなので、シーフードのおいしい港町「フリーマントル」に行くことにしました。

フリーマントルまでは、鉄道で行くことにしました。グッドフライデーなので、休日の時刻表で本数が少なかったので、駅でちょっと待ちました。乗車してからは約30分で到着です。

心配していたグッドフライデーの影響はあまりなく、シーフードレストランはにぎわっていました。・・・というか、にぎわいすぎてて、どこも満員。とりあえず、ガイドブックの手引きにしたがって、市内をぐるっと散策してみました。約2時間で名所旧跡は、ほとんど見られるそうです。残念ながら、名物のフリーマントルマーケットはやっていなかったので、お買物をすることはほとんどなく、やはり当初の目的通り、ひたすら食べて帰る旅となってしまいました。えーっと、観光名所もよかったですよ、海とか、ヨットがたくさん浮かんでて、眺めてて気分よかったし(・・・と、とってつけたようにしか言えないのかい?)。

お昼は、もちろん牡蠣! よく飽きないものだと呆れるほどに、毎食牡蠣を食べているような気分・・・。タイに戻ったら、これほどの大ぶりでたくさんの牡蠣を、安心してバクバク食べられるなんてことはないでしょうから、思い残すことなく食べました。それにしても、周りの人達の食べっぷりといったら、いや、感動ものでした。体格が違うのはわかりますが、これだけおいしいものをあれだけ食べられるなら、私も大きい体になりたい・・・とは、思いませんでしたけど、いやあ、すごかった。1人や2人でないのがすごい。

フリーマントルから戻る途中、ず〜っと気になっていたカジノに行ってみる事にしました。豪華なBURSWOODホテルの中にあるカジノです。ロビーが吹き抜けの豪華なホテルで、日本人客も多いようです。ところが! カジノまでグッドフライデーで夜までお休みなんですって。信じられなーい! 私の感覚では、カジノは、24時間年中無休のものなのに〜!! ギャンブル嫌いのおにいさんが、それ見たことかと笑っています。夜は、ノースブリッジで最後の晩餐ですから、ギャンブルなんてしてる暇はありません。仕方なく、トボトボと戻りました。

最後の夜も、もう書く必要もないほどに食べて飲みました。オーストラリアは、ケアンズとシドニーに行きましたが、今回ほど、食べることを楽しんだことはありません。シーフードもお肉もおいしくて、ホントに極楽。おにいさんは、上機嫌でレストランの女の子達の写真を撮ってました。あー、これこれ、おじさんってば・・・。

2003年4月19日(土) 「さよならパース」
いよいよ帰国の日となりました。ああ、さみしい。でもこれ以上いるとデブッてボケるかも・・・ということで、惜しみながらお別れをしました。

今回購入したお土産は、白・赤ワイン、プロフェッショナルワインオープナー、チーズ2種、マスタード2種、ハリッサソース、サラミ、カンガルージャーキー、パテの缶詰 というところですかね。ほとんど自分達で消費してしまいました・・・。

タイからパースへは、日本に帰るのと同じくらいの時間と料金で行けます。私たちのように日本でもホテルに泊まり歩くような人には、パースの方が安くつくでしょう。一度行った旅先に2度は行かない、というポリシーのおにいさんが、めずらしくまた行きたいと言い出しています。どうせその目的は、牡蠣と白ワインなんでしょうけど。今度行くとしたら、観光ではなく、暮らすように過ごすということになるのかもしれません。そんな日を夢見て、ああ、やっとパース旅行記を終わりにできます。気合入れすぎ。読まれる方もいないだろうと思いながら、まあ、自分の記念でもあるので書き始めたらとまらなくなりました。では、パースで会いましょう!(なんのこっちゃ・・・)

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