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| こーひーぶれいく ☆2001年1月〜6月☆ |
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| 2001年1月 |
「クイティアオ」
私は、その方がどのあたりまで「クイティアオ」に首を突っ込んでいるかで、タイ現地化の度合いを推しはかることができると思っています。ほとんどの方は「バミーナム」で始まり、そしてどこにも行かず「バミーナム」で終っているようです。こういう方には現地化という言葉はあてはまりません。(注1)
「クイティアオ」から見る「日本人のタイ現地化度」を以下の表にまとめてみました。
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現地化
度合
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クイティアオへの首の突っ込み加減
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10%
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「バミーナム」を食べていて、タイ人が食べている他のクイティアオに興味を持つ。
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20%
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「ヤイナム」「レックナム」「ミーナム」という「ナム」のバリエーションを覚える。(注2)
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30%
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ある日「ヘーン」の魅力にとりつかれる。「ヘーンは奥が深い」と口走るようになり、ちょっとヘン。
このあたりで止まるか否かが現地化の分かれ道である。(注3)
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40%
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「クイティアオ屋がいくつも並んで喧嘩にならないのかなぁ」という素朴な疑問から端を発し、それぞれの店で取り扱っている具の種類が違い、その具に合ったスープを用意していることを知る。結果、手当たり次第に各種のクイティアオを食べてみる。(注4)
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50%
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気がつくと、タイ人しかいないクイティアオ屋で1人ひたすら麺をすすり、「ウ〜ン、ここはいいダシを使っている」などと感心するようになる。すでにだいぶヘンである。
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60%
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すでに自分の好みのパターンを持っている。「ナム」なら「センヤイ」、「ヘーン」なら「バミー」だといった具合。具やスープの好みも偏ってくる。
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80%
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「クイティアオムー」ならあの店、「クイティアオプラー」ならあそこといったこだわり店ができる。また、時より無性にその店に行きたくなり、休日にわざわざ食べに出かけたりする。(注5)
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クイティアオの中でも、多くのタイ人の心を捉えて放さない分野、「クイジャップ」と「イェンタフォー」にはまる。これらは、ちょっと見た目では食欲がわかない。また、タイ人に人気のあるウマイ店はおしなべて外国人が入りにくい。この分野に意見し、推薦する店を持つ日本人は現地化の極みに達している。(注6)
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(注1) 「クイティアオ」は、本来米から製造した麺をさしますから、小麦粉から作られる「バミー」は含まれません。でも、タイにおけるすべての「麺」を「クイティアオ」と総称するタイ人も多いようですから、そのあたりはマイペンライです。
(注2) 「クイティアオ」は、麺の太さにより「ヤイ」(太)「レック」(細)「ミー」(極細)に分かれます。
(注3) 最初から砂糖を入れる店と入れない店があり、また、クイティアオの麺の太さで入れる具やタレを変えてくる店があります。
(注4) 大きく分けて、ブタの店、チキンの店、ダックやガチョウの店、牛肉の店、魚の店、ワンタンの店、カニやシーフードの店、クイジャップの店、カノムチーンナムヤーの店、ナムトックの店、ランナーの店などがあります。
(注5) ジュノタイの森一さんは、サムットプラカーンまでクイジャップを食べに行くそうです。
(注6) 「クイジャップ」とはブタの内臓を主とした具とスープで食べるクルクル巻いたクイティアオのことです。「イェンタフォー」とは赤い(または味噌色の)発酵豆腐(腐れ豆腐)を原料とするタレのことです。このタレを入れたスープは当然に赤または味噌色になります。なお、「イェンタフォー」は魚・シーフード・すり身ポールのクイティアオを扱っている店にあります。
さぁ、あたなも現地化度100%をめざして、今日から、屋台めぐりに励みましょう!
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「DNA」
学生時代に北海道を旅し、現地で知り合った人に「ジンギスカン」をご馳走になり、いたく感激した記憶があります。北海道にはジンギスカンを食べさせる店が多くあるのに、なぜ他府県にはないのか不思議に思ったほどうまいと感じました。北海道でチェーン展開する「松尾ジンギスカン」の方に聞いたところによれば、東京に出店したこともあったが、根づくまでに至らなかったとのことでした。
私はそれ以来、ビーフとラムチョップがあれば必ずラムチョップを選択するようになりました。
話は変わりますが、私には他の歯より長い犬歯が上下にあります。タイに来るまで気づかなかったのですが、タイ人には長い犬歯が珍しいらしく、その長さを指摘されることがしばしばでした。そして、日本人でもそれに気づいた方がいました。
住友タニヤビルの須坂さんです。ある日須坂さんから電話がかかってきました。
「川島さん。川島さんのルーツがわかりましたんです。彼は中国北部出身なんですよ。私、羊肉のしゃぶしゃぶが食べられる店を見つけたので一緒に行きましょう!」
須坂さんに連れられて、その羊肉のしゃぶしゃぶを食べたのですが、妙に感激してしまいました。しゃぶしゃぶが終わったあとの肉汁の出たスープもうまいうまい。この料理は中国北部の料理で、北京では人気料理の一つだそうです。
須坂さんは、中国雲南省で中国語を聞きながら薬臭い鍋を食べた時、DNAが震えたそうです。それで彼は自分のルーツが中国であることを確信したそうです。長い犬歯を持ち、羊肉に喜びを感じる私のルーツは、羊肉をむさぼる中国北部の遊牧民族のようです。私のDNAも「そう、そう!」と言っております。
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「足」
タイでひどい水虫にかかったことがありました。水虫にかかって知ったことは、意外に水虫で悩んでいる人が多いということです。水虫が足首まで来ている人、水虫菌がリンパ腺を通じて足の根元まで来たという人(インキンの菌とは異なる菌だそうです)、治っては再発を繰り返す人、様々です。
また、水虫経験者は、皆さん水虫に対する独自の認識を持っているようでした。
ある人は「熱い緑茶につけると治る」、ある人は「太陽光線にあてると治る」、またある人は「熱い砂浜を歩くと治る」といいます。色々な薬の紹介も受けました。そして、水虫がひどくなり、まともに歩くこともできなくなって思ったのですが、最高のアドバイスは「早く病院に行け」でした。
私の水虫は足の裏にできるもので、強力かつ進行の速い水虫でした。ひどくなり、足の裏全体に広がってしまっては、もう自己流の治療ではどうしようもありません。エイリアンのような水虫でした。
病院ではその水虫に効く薬を探してくれます。完治するまでに1年近く要しましたが、病院に通い始めてからの治癒のスピードには目をみはるものがありました。
水虫がひどくなり歩けなくなった時に聞いた様々な「足」にまつわる話が耳に残っています。
「老いは足から来る。足を清潔に保ちなさい」「足には多くのツボがある。暇があれば足の裏を刺激しなさい。足の裏はいくら押しても揉み返しがない」「肝臓が弱ると水虫になりやすい。酒を控えなさい。」「足首を柔らかくすることが老化防止に役立つ」などです。
病気になってはじめて人の話を聞くようになるもののようです。今では毎日足をていねいに洗い、足首を回す運動を行なうようになりました。そして、たまに竹踏みや指圧をしています。
足首には距骨という骨があり、この距骨にズレが生ずると体全体にズレが生じ、ストレスや老廃物がたまる原因となるそうです。距骨のズレを防止し、健康、若さを保つにはバレリーナのように爪先を伸ばしたり、足首を回したりする運動がいいそうです。
大地を踏みしめる足を大事にしてあげてください。
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「お手洗い」
米国微生物学会が「トイレの後、手をきちんと洗っているか」というのを調査したところ、電話でのアンケートでは、10人に9人が「ちゃんと洗っている」と回答したのに対し、トイレで調査してみると、実に、3人に1人しか手を洗っていなかった、という結果が出たそうです。
では、タイ人の場合は、どうでしょう。以前は、タイ式トイレには、必ず水瓶と桶があり、お尻を洗うついでというのか、お尻を洗った手は汚いので、ちゃんと手も洗っていたようです。でも、トイレが水洗や洋式になって、お尻を洗えなくなったのと同時に、手も洗う必要がなくなったと思っているのではないかと思われます。
妻の話によると、有名企業が入居しているオフィスビルで、すばらしくおしゃれをしたきれいなお嬢さんたちでも、洗面台をスッと通り過ぎたり、洗面台まで来ても、髪だけセットして、手は洗わずに出て行くところを何度も見ているそうです。しかも食事前ということもしばしばだそうで、妻は、つい呆然とそのお嬢さんの後姿を眺めてしまうそうです。
まぁ、日本のように「殺菌だ」「滅菌だ」と、神経質になりすぎるのもどうだろうという気はします。でもやはり、いつもお菓子をわけてくれるノイちゃんはどうだろうかと気になるところです。あなたの隣のレックちゃんやノックちゃんは、大丈夫ですか?
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| 2001年2月 |
「帰国子女」
日本にいた時、知り合いの女性が、「みんなよくお腹をこわしたって言うけど、お腹をこわすってどうなるの?」と聞いてきました。彼女は、多くの女性が悩む便秘すら「どんな感じか、よくわからない」のだそうです。彼女は、決して頑健なわけではなく、よく風邪をひいたり頭が痛いといって会社を休んだりしているので、腸だけがなぜか異常に丈夫といえるようです。そのアンバランスさを不思議に思っておりましたが、ある時、謎が解けました。彼女は、幼い頃、アルゼンチンに住んでいたことがあるそうです。
この話が興味深いので、よくあちこちで披露するのですが、ある時、別の女性が現れました。
「そういえば、私もお腹をこわしたことがないですよ」
「へ〜ぇ、まさか、小さい頃、外国に住んでたとか?」
「ハイ、小さい時にタイに住んでました」
「やっぱり・・・」
大人になってからタイに住み、頻繁にやってくるピーピーと闘っている身には、うらやましい話です。
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「カンチャナブリ」
私 「週末は、久しぶりにカンチャナブリに行こう!」
妻 「え〜ッ、カンチャナブリは暑いからイヤ」
私 「も〜、何も知らないねぇ。そりゃ、平均気温はタイの中でも暑い県だけど、山があって緑や水が多いから、夜は風がでて涼しいんだよ」
カンチャナブリ駅から乗った自転車タクシーのおじさんが、自転車をこぎながら妻に話しかけます。
おじさん 「カンチャナブリは暑いだろ」
妻 「うん。でも夜は涼しくなるんでしょ」
おじさん 「いや、夜も暑いよ」
妻 「えっ!? でも、風が出て涼しいんじゃないの?」
おじさん 「いや、カンチャナブリは風も吹かないよ」
その夜泊まった森の中のホテルには、涼しげな川辺のレストランがありました。激辛ソムタムをつまみながらタイウイスキーを飲み、額に汗をにじませ森を見上げます。木の葉がピクリとも揺れません。
「カンチャナブリは暑いね」 「…」
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「古いもの」
私の身の回りに古い物が4つあります。
「カシオの電卓2台」 --- 公認会計士試験受験時代に買ったものです。試験会場には電卓を2台持って行くのが常識でした。20年経った今もまだ使えます。すごいですね。
「プラスティックの小物入れ」 --- これは大学時代に日本拳法部の主将小山くんにもらったものです。彼は私と同じ就職失敗組みで故郷に戻りました。現在、故郷熊本で散髪屋の大将やってます。個性の強い彼はやはり自由業が似合っています。
「コクヨのパンチ」 --- 高校時代に四日市近鉄百貨店で買ったものです。25年たった今でも現役です。さすがコクヨですね、時枝さん。
「研究社の英和、和英辞典」 --- 高校入試合格祝いとして中学3年の時に近所の青木さんという大学生にもらったものです。30年経った今でも現役です。風の便りによれば、彼は大学卒業後大林組に入社したとのことです。どなたかご存知ありませんか? 名古屋大学出身で50歳くらいの青木さんです。
古い物っていいですね。
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「珊瑚礁」
珊瑚は、少なくなったとはいえ、まだタイのあちらこちらで見ることができます。群生はしていませんがパタヤのラン島でさえ珊瑚を見ることができます。でも、タイ国内では何といってもシミラン諸島が群を抜いています。
シミラン諸島は遠く、プーケットから船で何時間もかかりますから、なかなか行く機会を見つけられないとは思いますが、タイにいる間に是非一度は行っておきたい場所の一つだと思います。
シミラン諸島で驚くのは、水の透明度と砂の白さです。珊瑚と魚の美しさもタイではピカ一です。シミラン諸島にはたくさんの無人島がありますので、各ツアーがそれぞれ違う島に行き、珊瑚礁でシュノーケリングする企画を組んでいます。その島は自分たちだけの島になるわけです。ですから、遠慮なしにはめを外すことができます。
無人島では、たくさんの魚に出会うことができます。無人島で出会う魚は人間を恐れていませんので、小さな魚ならかなりの至近距離で見ることができます。でも、大きい魚たちは少し離れてこちらの様子をうかがっています。大きい魚を近くで見たい時には、餌が必要です。「そうだ!」と昔聞いた話を思い出し、周りに人がいないのを確認してお尻を出しました。
試しにプリプリッとウンコをしてみました。その瞬間、魚が一斉にギョロッとこちらを振り向き、いきなり真正面を捉え、ダッシュの体勢をとります。ウンコが体を離れた瞬間、猛スピードでこちらに向かってきました。近くにいた小さな魚や中くらいの魚もいっせいに獲物に飛びつきます。ウンコは一瞬の内に雲散してしまいました。まさに目の前で黄金色のエサを食べる様々な美しい魚を見ることができるのです。これはかなりの興糞モノです。是非、お試しあれ!
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| 2001年3月 |
「犬」
会社からの帰り道、シャングリラホテルの周辺にいつもいる6匹の野良犬を見て、妻が言いました。
「今日は涼しいから犬が元気だねぇ」
その6匹の犬は、じゃれているわけでも走っているわけではありません。6匹全部がただ4つ足で立っていただけです。ただ、立っていたのです。
それでも本当に今日は元気がいいと思いました。いつもは、道路にだらっと寝ているのが多いからです。
タイでは、立っている犬の数で気温がわかります。
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「浮浪」
ある夕方、スリウォン通りを歩いていると、真っ黒になった下着を身に着け、ブツブツと独り言を言いながら歩く浮浪者に追いつきました。こちらは飲み会に急いでいたので追い越そうかと思いましたが、右にフラフラ、左にヨロヨロと揺れながら歩くので、なかなかタイミングがつかめません。
「えぇ〜い、邪魔くさい!」
と、その瞬間、彼は、歩道に植えてある植木の葉、しかも頭より高い位置にあった葉に向かって、いきなり目にもとまらぬ速さで蹴りを入れました。その素早さと柔軟性に、私は路上で呆然としてしまいました。
「ひぇぇぇ〜! 無理やり追い越さなくてよかったよ〜ン」
さすがムエタイの国、浮浪者といえども侮ってはいけません。
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「卵」
あの卵の黄身からどれをどうすれば骨や羽の生えた雛が出来上がるのでしょうか。胎児なら母親の体内からその要素を奪ったのかなどと何となく解釈できるのですが、殻に入っている黄身だけで骨格や羽ができるとは本当に神秘です。
話は飛びますが、小学校の飼育小屋で落として割れた「ふ化する前の鶏の卵」を見て気分が悪くなったことがあります。そのためか、どうしてもフィリピンやベトナムで人気のあの卵(注)を食べることができません。(それを友人に話したら、「そんなの見てなくても食べれねえよ。」といわれました。)
フィリピンに行った時、フィリピン人に勧められ割ってみましたが、やはり少年の頃見たものが中に入っていました。茹でてありますから茶色になっていますが、どうしてもあの真っ赤な生の状態が目に浮かんできます。「あ〜ぁ、割るんじゃなかった」としきりに反省しましたが、割ってから全く手を出さないというのも勧めてもらったフィリピン人に悪いと思い、感情・感覚・記憶回路を閉ざしつつその卵に入っている汁だけ飲みました。ちなみに回路を閉ざしていましたので味など記憶していません。本来ならば中の雛も頭からコリコリ食べるべきものなのです。
私は、食べ物の好き嫌いはなく、ゲテモノでもいろいろ挑戦し、意外なおいしさを発見することを楽しみとしていますが、この卵だけは、残念ながら本当のおいしさを知ることはできないようです。
(注) フィリピンでは「バロット」、ベトナムでは「ポビロン」といいます。機内で見たロンリープラネット(世界中で販売されている旅行ガイドで、バックパッカーのバイブルです)制作のビデオで、世界ゲテモノ食ワースト10の中で、フィリピンのこの卵と日本の「生卵のご飯がけ」が紹介されていました。
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「歯ごたえ」
イサン地方を旅行した時の話です。当時はタイに来たばかりで、タイ語はほとんど話せませんでした。食事をする時は、誰かが食べているもので珍しそうなものを指差して注文します。
店員が持ってきました。食べてみます。今までに味わったことのない歯ごたえです。説明を聞いてもわかりません。店員が焼く前のものを持ってきました。串にさしたモルモットでした。店員が笑ってます。
違う店でトカゲ系の動物を焼いていました。食べてみます。今までに味わったことのない歯ごたえです。さて何でしょうか。店員が焼く前のものを持ってきました。串にさしたカメレオンでした。店員が笑ってます。
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| 2001年4月 |
「スナック」
今は無き月刊誌「アジアデイライト」で「タイで見るおかしな日本語」というコーナーがありました。あちこちで見かける間違った日本語、意味不明の日本語を特集する面白い記事でした。
今、私が最も気に入っているのが「(あき)ご」というドライフルーツのシリーズです。見るたびに思わず笑ってしまいます。この「(あき)ご」の袋に書いてある日本語をそのままご紹介しましょう。
ちなみに「(あき)ご」とは日本女性の名前「あきこ」のことですが、なぜか「あき」に( )が添えられ、「こ」は「ご」になっています。そして袋に描かれた「あきこ」ちゃんの顔は、書かれている日本語が不満なのか、口も眉も「へ」の字になっています。
aki-ko、 (あき)ご、 スナシク
かわいたマンコー(縦書き)
かわいた果物、 タイ産ドライ°フルーシ
akiko@cyberbabies.com
テレビのおともに‘映画を見ている時の最もよいペートナー
午後のティータイムにこのお菓子を忘れないで
お年寄りから苦者まで.栄養たっぷりのスナック.
改めて日本語の難しさを感じます。カタカナで「シ」と「ツ」の区別はなかなかできません。それから、「マンコー」の「ー」は横書きだと横ですが、縦書きだと縦「|」になるなんて、外国人にとって思いもよらないでしょう。それにしても、禁欲生活をしている「苦行者」にもぴったりのスナックとは驚きです。さすがサイバーベイビーあきこです。
この「(あき)ご」はどこのスーパーでも売っています。おみやげにどうぞ。ただし、味については、ノーコメントです。
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「バックパッカー」
日本から来た若い友人が、バンコクによる前にパタヤに日帰りで行って来ました。彼は、バックパッカーにあこがれて、学生時代にも何度かタイに来たことがあり、その姿も板についてきました。
ビーチでデッキチェアに横になり、ビールを飲みながらいい気分です。やはりタイはいい、何度でも来たい、と心から思ったそうです。そうして海を眺めていると、せっかくだからやはり海に入ってみたい、と思いました。後ろを振り返ると、ちょうど人のよさそうな屋台のおばちゃんがいました。日帰りなので、ホテルに荷物を置くというわけにもいかず、全部持ち歩いていたのですが、そのおばちゃんなら信頼できそうです。
彼: 「ちょっと泳いでくるから、この荷物見ててくれる?」
おばちゃんは、快く笑顔で引き受けてくれました。本当にタイ人は、みなとても親切です。ところが、ひと泳ぎして戻ってみると、荷物がありません。
彼: 「荷物は?」
おばちゃん: 「誰かが持っていった」
彼: 「荷物を見ててくれって頼んだじゃないか」
おばちゃん: 「ちゃんと見てたよ」
彼: 「じゃぁ、荷物は?」
おばちゃん: 「見てろと言われたから見ていたよ。だから誰かが持ってっ行ったんだよ」
彼: 「誰かって誰?」
おばちゃん: 「知らない人」
バンコクに戻った彼は、海パンに肌着シャツ、片手に唯一残った持ち物の「地球の歩き方」、もう片方に大使館の書類を持って私の前に現れました。かわいそうに思った私は、傷心の彼を「バックパッカー、バカばっかー」というジョークで元気づけてあげました。
バックパッカーの道は、険しいようです。
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「ヤーバー」
昔働いていた会計事務所は、パッポンの入口近くにあったので、朝はパッポン通りを抜けて事務所に通っていました。朝のパッポンは、何もありません。夜のあの賑わいが嘘のようです。
ある朝、いつものようにパッポンを歩いていると、前を歩いていた若い女性がパタッと道端に倒れ込んでしまいました。びっくりして駆け寄ると、彼女は白目をむいてヒクヒクしています。テンカンか貧血だと思い、すぐ近くで見ていたレストランの女性マネージャーに救急車を呼ぶよういいましたが、彼女曰く「その子は薬のやり過ぎよ。ほっとけば起き上がるから大丈夫」
それでも、道で倒れている女性を放ってはおけないので、とりあえず救急車を呼ぶべきではないかというと、彼女は「この子はお金がないから来てくれないよ。あんたがお金を払って1日付き合うっていうなら呼ぶけどね」といいます。
「そこまではできない」「ならいいよそのままで」「じゃあ、行くね」「マイペンライ」
この出来事を何人ものタイ人が見ていましたが誰も近寄ってきませんでした。みんな原因を知っていたようです。あの光景は10年近くたった今でも忘れられません。私は何かすべきだったのでしょうか。
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| 2001年4月ソンクラーンスペシャル |
「香港」
香港で独立した日本人会計士中小田(なかおだ)氏に会いに行ってきました。香港は13年ぶりです。10年一昔といいますが、香港の変貌には目をみはるものがありました。新国際空港、地下鉄、たくさんの高層ビル。香港のイメージが変わってしまいました。でも、昔感じた中国人パワーが薄れたような気がします。
中国人パワーがなくなった原因なのかもしれませんが、一番気になったのは香港の日本化です。テレビ番組の構成、カワイコちゃん歌手のプロモーションビデオ、流行の顔、ヘアースタイル、ファッション等々日本とそっくりです。若者のおバカさんぶりも似ています。売れているエッチビデオも日本のものばかり。
そう言えば、最近サイアムスクウェアあたりで歩いているタイの若者も日本の若者に似てきました。日本人かなと思ったらタイの若者だったり、台湾の若者だったりします。今日本はパープリンビールス(注)をアジア中に撒き散らしているようです。
(注) 「パープリン」とは漫画家の小林よしのり氏が「東大一直線」で使ったギャグです。意味は不明ですが、小林よしのり氏自身も、ゴーマニズムで台湾入国禁止になるなど、相変わらずパープリンぶりを発揮しています。
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「香港の朝食」
香港での朝ご飯といえば、やはりお粥でしょうか。ホテルの周りをグルグル歩きましたが、なかなか見つかりません。やっと地元の人で満員の店を見つけました。メニューは、すべて漢字で、英語も日本語も一切ありません。お粥を食べたかったのですが、どうやら朝は、麺のセットのようです。それでもこの混み具合、期待できそうです。入ってみましょう。
若者が多いようですが、店主はおじいちゃんで、おかしな日本語で歓迎してくれます。よくわからないので、3人でA・B・Cのセットをテキトーに注文しました。朝から牛肉入りの麺はヘビーな気もしましたが、これも香港の味なのでしょう。何ごともチャレンジです。
待っている間、他のお客を観察します。どんなものを食べているのでしょうか。セットは、麺とトースト、卵、ソーセージかベーコン、という組み合わせのようです。なんだか違和感を覚えました。
料理が運ばれてきました。悪い予感。食べてみます。A: 「うっ!」 B: 「え〜?」 C: 「…」
それは、牛肉などがのって多少手を加えてあるにしても、まぎれもなくインスタントラーメン。しかも日本のインスタントラーメンにそっくり。そういえば、町の中を「チャルメラ」の広告を載せたバスが走っていたことを思い出しました。
「こんなの香港の味じゃない!」 私は思わずテーブルを叩きたくなりました。
あとで香港に長い知人に聞いたら、それは、香港でポピュラーな朝食だとのこと。たしかに、日本にはインスタントラーメンを店で食べる習慣はないから、これが香港の味といえば、味かもしれない。。。なんだかかなしい朝食でした。
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「桜前線」
毎年、ソンクランは帰省することにしています。ここ数年、東京で桜を見ることができましたが、今年は春の訪れが早く、桜前線も足早に北上したようで、私が東京に着いた日には、桜はすでに散っていました。それでも、妻の実家のある秋田に向かう途中、新幹線の中から満開の桜を見ることができました。往路では仙台で満開のソメイヨシノを、そして、その4日後の帰路では、盛岡付近で満開の蝦夷山桜を見ることができました。
どうやら桜前線は、人間が歩く速度よりもゆっくり北上しているようです。桜前線とともに北上し、1ヶ月間毎日温泉にでもつかり、満開の桜を見ながら酒を飲むという旅をやってみたいものです。
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「秋田」
家内の実家秋田では、いつも大酒を飲んでしまいます。秋田には爛漫、高清水、飛良泉、出羽鶴、太平山、両関…等々、美味しいお酒がたくさんあります。また、酒の肴が泣かせます。きりたんぽ、稲庭うどん、しょっつる鍋、いぶりがっこ、とんぶり、馬刺し、比内鶏、すじこ、わらび、マイタケ、あけび、わさびなどなど。
その上、歩いていけるところに温泉があるという贅沢さ。温泉にゆっくりつかった後で、美味しい肴で美味しい酒を頂きます。もうたまりません。聞こえてくる秋田弁も津軽三味線の音色の様に聞こえてきます。ただ単に何を話しているのかわからないともいえますが……
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「みえ」
私は三重県出身ですが、私が大学時代、「三重県」は「日本でもっとも印象が薄い県」というレッテルを貼られていました。思い出す県名を10あげてもらうテストで、一番出てこない県だったそうです。それを知った私は、機会あるごと三重県の宣伝をしたものでした。
伊勢神宮の伊勢、サーキットの鈴鹿、肉の松阪、はまぐりの桑名、公害の四日市、一文字県庁の津、ラッコと真珠の鳥羽、吉野熊野国立公園の熊野、雨の尾鷲、忍者の里伊賀上野、ろうそくの亀山。
今では、スペイン村と合歓の里の志摩なんていうのもあります。
「市」が全国区なのに、「県」のイメージが薄かったのです。
ところが今回日本に帰ってみると「ミエ」はとても有名になっていました。中尾ミエさんの「ミエ」のキャンペーンが話題になったのだそうです。結局、日本滞在中はそのコマーシャルを見ることができず残念だったのですが、何はともあれやっと県名が市に負けない全国区のイメージを持てたんだなと感慨深いものがありました。中尾ミエさんの捨て身のコマーシャルに乾杯。聞くところによればかなり強烈らしいですね。
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「テーマパーク」
大阪のユニバーサルスタジオが話題になっています。また、ユニバーサルスタジオのオープンで戦々恐々としているテーマパークがあるようです。三重県の志摩にあるスペイン村もその一つです。新聞や週刊誌でテーマパークの存亡の危機が取り上げられていますが、スペイン村も例外ではありません。そこで、今回のソンクランの帰省中に行ってみました。
スペイン村とは遊園地でした。「遊園地」と「テーマパーク」との違いは「何か統一したイメージやコンセプトを持っているかいないか」という程度の違いで、あまり深く考えない方がよさそうです。
私は、スペイン村にはスペイン人のスタッフがたくさんいて、日本にいながらにしてスペインにいるような錯覚を起こさせるところを期待してたのですが、さにあらず。メインは、乗り物とお土産屋とレストランでした。ただ、たしかにスペイン人スタッフはいますし、スペイン人によるフラメンコも見られましたし、スペインワインを飲みながらスペイン料理も食べられますから、文句はありません。よろしいんじゃないでしょうか。
スペイン村の呼び物の一つは、「ピレネー」という、宙吊り式では世界最長最高のジェットコースターです。私は高所恐怖症、かつ臆病なので、この手の乗り物はできれば避けたいのですが、家内に強制され乗ることになりました。ディズニーランドのスペースマウンテン程度で、もう2度と乗らないと騒いでいた私には残酷な話です。
ピレネーは恐いです。椅子に座って足をプラプラさせながら、らせん回転や宙返りなんかするのです。なぜか、家内は楽しそうに笑っていますが、私は、血圧が上がりフラフラになりました。高血圧の人はやっぱり乗ってはいけません。死にます。ディズニーランドの近くに住んでいる私の友人の話によれば、スペースマウンテンに乗って気分が悪くなり病院に運ばれる人が結構いるそうです。友人は、病院で亡くなった人もいるらしいと言っています。
もうこの手の乗り物には乗りません。恐いです。まだ死にたくありません。
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「100円ショップ」
日本には時々しか帰りませんので、その度に、新しい日本、変化していく日本を発見し、驚かされます。少し前は、若者のファッションに驚きました。その後には、電車でも道端でも、携帯をみつめている人々に驚きました。今回帰って驚いたことは、物の値段の安さです。マスコミがよくそう伝えていましたが、まさか、これほどとは。テレビでも連休を前に、お得なレストランやお店の情報を特集していましたが、とても東京とは思えない安さです。
話題の100円ショップに入ってみました。話題…というより、コンビニのようにあちこちに出現し、すでに地域に定着しているようです。100円で買えるものなど、たかがしれていると思っていましたが、入ってびっくり。あまりの品揃えにショックを受けるほどです。食器、文房具、菓子・飲料、その他生活用品から本まで、この店だけで生活ができそうです。品質もバカにしたものではありません。とにかく全てが100円なのです。知人は、「欲しいものがある時は、まず100円ショップに行って、なかったら普通のスーパーに行く」と言っていました。消費者にとっては喜ばしいことですが、一般の小売業者には、たまったものではありません。
…などと言いながら、ちょっとだけ、と商品をかごに入れてレジに行くと、3千円近くになりました。一体、何をそんなに買ったのか。恐るべし、100円ショップ。
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| 2001年5月 |
「雨季」
タイに長くいると、雨季の空と乾季の空というものが明確に違うということを知りますので、雨季から乾季の変わり目は、空が気になります。 昨年の11月1日の朝、空を見上げると、昨日とまったく違う空が見え、思わず「雨季が明けたねぇ」と声が出てしまいました。タイに13年もいますが、これほどはっきりと認識できた年は初めてでした。また、多くの方が同じように感じたようです。
4月末、やはりそれまでの空と違う「雨季の空」に気がつきましたが、昨年の雨季明けのように1日で季節が変わったと思えるほどの変化ではありません。いつの間にか「もう雨季だよね」という感じです。
私の住んでいるサービスアパートでは、雨季になると洗濯物の戻りが遅くなります。下着の替えがなくなって、新しい下着を買い足すことが雨季の一行事になっています。独身の頃なら汚れ物の中から匂いをかいで使えるものを探しましたが、さすがにそれはやらなくなりました。
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「水出し」
東京にいた頃、“水出しコーヒー”を売り物にしている店がありました。長い時間をかけてコーヒーを水出しするものです。「水出しコーヒーの香りをお楽しみください」というのがその店のキャッチフレーズでした。
家には長期在庫のお茶がかなりあります。お茶は腐らず長持ちしますが、それでも限度があります。日本茶をもっと積極的に利用できる方法はないかと思い、“水出し茶”が可能かどうか試してみることにしました。
結果は成功です。一度沸かしたお茶は冷蔵庫で冷やしておいても、香りがとんでしまうことがありますが、“水出し茶”は香りがとびません。
作り方は、至って簡単。ガラスやプラスチックの容器にお茶と飲料水を入れ、冷蔵庫の中に置くだけです。1日おけばお茶がにじみ出てきます。少量のお茶っ葉だとそれほど色が出てきませんので、多目に入れるのがいいかと思います。そういう意味では贅沢な飲み方かもしれません。
飲んだ分だけ水を足しながら、冷蔵庫で1週間は持ちます。冷たい水出し茶の香りをお楽しみください。
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「ドリアン」
ドリアンの季節です。タイ人は、「娘を売ってでも」というほどドリアンが好きなようですが、私は、あまりの匂いにゴクンと飲み込んだ記憶があります。それからも口にする機会はあっても「ああ、やっぱり臭い」と、一口食べて止めておりました。何がフルーツの王様なのかさっぱりわかりません。
妻の従妹がタイに遊びにきました。好奇心旺盛な彼女は、ドリアンが食べたいといいます。彼女は、人の忠告を無視して、自分でドリアンを買って来てしまいました。仕方ないので初心者向けとして、冷凍庫で凍らせて食べることにしました。その日から冷蔵庫を開ける度にあの腐ったような強烈な匂いが漂ってきます。酒と一緒に食すと死に至る危険がありますから、なかなか食べる機会がありません。
彼女の帰国の前日、やっとドリアンを食べることにしました。彼女はうれしそうに冷凍庫からドリアンを取り出して食べ始めました。口に入れ2〜3回噛んだところで動きが止まりました。止まったというより、むしろ固まった、「フリーズ!」という感じです。
従妹: 「もう、やめていいですかあ〜」
妻: 「だから、あれだけおいしくないから買うんじゃないって言ったでしょうがあー!」
私: 「自分で買ってきたんだから自分で責任とりなさい」
彼女はしぶしぶスプーンでほんの少しすくって口に入れます。
従妹: 「もう、やめていいですかあ〜」
妻: 「まだだめ。もっと食べなさい、もったいない」
なにかの罰ゲームのようになってきました。
もったいないので、仕方なく、私と妻も食べることにしました。2人の口から同時に出た言葉は、「おっ、おいしいじゃない!」 臭いのは表面に近いところだけで、内側、特に種の周りは臭みがなく、えもいわれぬフルーティーな香りがします。バニラエッセンスに近い香りです。味も甘すぎずなかなかのものです。そして、私はドリアンに目覚めてしまいました。次の日の朝食はドリアンでした。
また一つ日本が遠くなったような気がします。
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「シーチャン島」
土日の1泊2日で、バンコクより最も近いリゾート島「シーチャン島」に行ってきました。たまには、行き当たりばったりののんびりした旅もいいものです。せっかくだから一緒にどうかと声をかけたら、あれよあれよと総勢8名の団体旅行になりました。この中にはDKBリースの西田社長、弁護士の小林先生、伯楽の城さん夫婦といったうるさ型(!?)がいらっしゃいますので、今回の行き当たりばったりはやや気がもめます。何せ初めてだし、他に行ったことがあるという人の話を聞いたこともありません。
出発の朝、元気に揃った面々は、最初からハイテンションでビールで乾杯です。伯楽の常連の村松さんなどは、前夜、久々の海に遠足前の子供のようにワクワクして眠れなかったといいます。
シラチャーの海岸から片道20バーツの定期船に乗ると、約45分で島に着くそうです。港に着きました。「まさかあんな漁船みたいなので行くの? 船はチャーターしてるんだよねぇ?」「えっ! そんなわけないでしょー。かんべんしてよ〜」「じょ〜だんだよ」と言っているそばに、おじちゃんが往復2,000バーツのモーターボートのチャーターを勧めに来ました。タイは、お金があればホントに便利なところです。
シーチャン島には、モーターボートで15分で着きました。到着後、まずはトゥクトゥクでホテルに行き、それから同じトゥクトゥクで島巡りをしました。どうやらお決まりのコースのようです。
我々が宿泊したホテルは、断崖絶壁の海が見えるところにありました。安田火災の秋山女史などは、「こんなにきれいでのんびりできるなら、なにもハワイなんて行かなくたって十分だわ」とまで言っておりました。私はハワイに行ったことがないので、比べようがありませんが、たしかに絶景です。
宿のシーフード料理がまた絶品で、ハイテンションに輪がかかって酒を飲みつづけた面々は、理性を失い、昼間の炎天下の中を鈎に出て転んで怪我をする者、子供相手にムキになって卓球する者、ひたすら爆睡する者などいろいろでした。
きれいな景色と自然、おいしい食べ物と酒、愉快な仲間、まさに至福のひと時です。シーチャン島は、家族連れでも気軽に行けます。日帰りでも行けます。豪華施設はありませんが、以前王室の別荘があったそうで、リゾート地としての機能も出来上がっていましたし、海も思いのほか澄んで美しく、そのわりに外国人が少ないので、ゆっくりのんびりするのに最適です。でも日本人で溢れかえっても困る気もして、なんだかお勧めするのが複雑な気持ちです。
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| 2001年6月 |
「水だしPART2」
先月号で水出し茶について書いたら、BTMホールディングの大倉社長より「伸ちゃん、あれ、いいねぇ、おいしいよぉ」と電話を頂きました。これを皮切りに数名の方よりお褒めの言葉やご意見を頂き、あまりの反響の大きさに(?)、少し責任を感じて、インターネットで調べてみることにしました。検索キーワード「水出し茶」。該当検索結果82件。私のオリジナルだと思っていたのに、ちょっと残念です。
お茶専門のホームページによると、お茶は、低温で時間をかけて出した方が苦味、渋み、雑味がなく甘味が出てさわやかなお茶になるようです。また、温度によって浸出される成分が違うそうで、冷水で出したお茶は、甘味成分がたくさん溶け出して、その成分の主体となるアミノ酸には、「高血圧の予防と改善効果」があるのだそうです。
入れ方のコツで大事なのは、かき回したりしないこと(軽く振るくらいならOK)。苦くなってしまいます。ティーポットを使うと楽ですが、ペットボトルなどを利用する時は、茶漉しを使うといいかもしれません。水出しに適した水出し専用茶やティーパック、粉なども売られているようですが、やはり頂き物のお茶が何よりありがたいものです。いろいろ試してみると、茶葉によって、味がまるで違うということが、冷たいからこそよくわかります。その違いを楽しむのもまた乙なものです。
水出し珈琲があって、水出し日本茶があるなら、水出し中国茶や水出し紅茶があってもいいはず、と早速、調子に乗って実験してみました。思った通りです。できました。なかなかおいしいです。
タイは暑いです。冷たい飲み物がうれしいです。お好みの水出しドリンクをお楽しみください。
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「人口」
地方管理局の中央登記事務所が2000年12月31日現在の県別人口を発表しました。よく、タイの2番目の都市はチェンマイだと勘違いされている方がいますが、ご覧の通り、ナコンラチャシマがダントツの2番で、チェンマイは何と5番目なのです。13年前も2番はナコンラチャシマでしたが、こんなに多くなかったような気がします。ナコンラチャシマはコーラートとも呼ばれ、東北地方の玄関口で、日本でいえば仙台のような位置づけかなと思います。バンコクまで行く勇気のない東北の人たちが、このコーラートに溜まっているようです。コーラートにはしばらく行っていませんが、活気のある街です。
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NO
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PROVINCE
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MALE
|
FEMALE
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TOTAL
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1
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BANGKOK
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2,761,012
|
2,919,368
|
5,680,380
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| 2 |
NAKON RATCHASIMA |
1,263,823 |
1,282,488 |
2,546,311 |
| 3 |
UBON RATCHATHANI |
886,278 |
881,068 |
1,767,346 |
| 4 |
KHON KAEN |
871,961 |
876,257 |
1,738,218 |
| 5 |
CHIAN MAI |
787,784 |
802,543 |
1,590,327 |
| 6 |
BURIRAM |
763,531 |
764,676 |
1,528,207 |
| 7 |
NAKON SI THAMMARAT |
759,738 |
764,820 |
1,524,558 |
| 8 |
UDON THANI |
763,873 |
755,984 |
1,519,857 |
| 9 |
SRI SA KET |
721,487 |
722,279 |
1,443,766 |
| 10 |
ROI-ET |
659,005 |
658,782 |
1,317,787
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| NATIONWIDE |
30,725,016 |
31,153,730 |
61,878,746 |
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「パタヤ」
家内の友人とテラスグループの河本さん、総勢6名でパタヤに行って来ました。モーターウェイができてから、パタヤはたった1時間半で着いてしまいます。便利になったものです。
ホテルにチェックインしたら、モーターボートでラン島に直行です。安い定期船もありますが、好きな時間に帰って来られませんので、人数が多く、女性がいる時は、やはりモーターボートのチャーターが便利でしょう。パタヤのビーチから約20分でラン島に着きます。
私たちが乗ったボートは、大きいビーチの一番端に着きました。ボートによって、上陸する場所からレストラン、デッキチェア−まで決ってくるのです。すべてひも付きということです。
そのレストランには生簀があり、多種の魚や海老、イカばかりか、シャコまでもが元気に泳いでいます。この中から好きなものを選んで、料理方法を指定して食べられるので、新鮮なこと間違いなし。私たちは焼き魚を頼みましたが、魚を選ぶのが面倒なので、適当にお願いしました。魚の他にトムヤムクン、イカのヤム、野菜炒め、カオパット等数品頼みました。味はまずまずです。自然の中で、大人数でワイワイ食べる食事は、なぜかいつでもおいしいものです。
お勘定の前に料金あてクイズをしました。一番近い人がタダになります。800から1,000バーツに答が集中します。料金あてが得意な私から見ても、みんななかなかいいセンです。勘定を持ってきました。さていくらでしょう? 2,300バーツ。
瞬間、全員の口から「タマイヤー!」という言葉が飛び出しました。店員は、冷静に料金表を持って来て示します。その粗末なメニューは、注文前にもさっと目を通していたのですが、食べたいものが決っていたので、誰も真剣に見ませんでした。よく見ると、その店は、全てが重量売りになっていたのです。魚や海老、イカの重さなどチェックしておらず、店の記録に従うしかありません。しかしどう考えても2,300バーツは高すぎます。特に魚が1キロ1,000バーツと書いていましたが、完全にこれを見逃していました。信じられない値段です。ラン島の生簀料理屋にしてやられました。目の前の海に浮かれていたようです。やはりパタヤは侮れません。
翌日、バンコクに帰る前に、ホテル近くにあるシーフードレストランで同じような料理を注文しました。懲りずに魚料理も頼みました。どれもとてもおいしく、量もたっぷりありました。さていくらでしょう? 850バーツ。これが普通なのです。
今回は、私の負けです。
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