こーひーぶれいく 2000年8月号

カラオケ ジュゲム 逆おかま マイクロバス
カラオケ
宴会の後、その中の4人でカラオケに行くことになりました。4人ともすでにかなりのヨッパライです。今日のカラオケは「冬」縛りです。歌詞の中に「冬」という文字が入っていなければなりません。入っていないと100バーツの罰金で、後の支払いに充てられます。

歌詞など思い出せる状態にありませんから、手っ取り早く歌の名前に「冬」が入っているものを選びます。「冬の稲妻」を選びました。

「あなたは稲妻のよーにー」…(悪い予感)…?

100バーツ払いました。

じゃあ春夏秋冬が出てくる歌詞なら間違いはないだろう。井上陽水の「心もよう」です。

「あざやか色の春はかげろう、まぶしい夏の光は強く、秋風の後、雪が追いかけ季節はめぐりあなたを変えるーーーあああ〜あーあーあーあ〜」

100バーツ払いました。

ジュゲム
世の中には会計事務所なんてぇとこがございまして、ここで何でもできるそうですな。

20年めぇには「びっぐえいと」なんてぇ呼ばれる、それはでけぇ会計事務所があったようでございますが、「そりゃ〜いってー何なんでぇー」なんてぇことを聞かれた日にゃ〜たまったもんじゃありゃ〜せん。「だったら最初からゆぅんじゃねー」ってか。こいつぁ一本とられたね。

耳の穴かっぽじってよーく聞いてな。「びっぐえいと」ってなぁ、

「アーサーアンダーセン」「アーサー ヤング」「アーンスト アンド ウィーニー」「デロイト ハスキンズ アンド セルズ」「クーパース アンド ライブランド」「ピート マーウィック アンド ミッチェル」「プライスウォーターハウス」「トゥーシュ ロス」をゆーんだよ。

だがなぁ、これだけじゃすまねぇんだよ。この「びっぐえいと」がだな、

「アーサーアンダーセン」ってぇ奴だけは変わっちゃいねぇんだが、「アーサーヤング」ってぇ奴と「アーンスト アンド ウィーニー」ってぇ奴が所帯を一緒に持つことになって「アーンストアンド ヤング」なんてぇ名前を名乗りやがって、「デロイト ハスキンズ アンド セルズ」ってぇ奴と「トゥーシュ ロス」ってぇ奴とおまけに俺っちの国の「トーマツ」ってぇ奴が3人で一緒になりてぇなんておかしなことをいいやがるもんだから「デロイト トゥーシュ トーマツ」なんてぇとこまで出てきゃーがるし、「クーパース アンド ライブランド」ってぇ奴と「プライスウォーターハウス」ってぇ奴が、これまた所帯を持って「プライスウォータ―ハウスクーパース」なんてぇ長ったらしい名前をつけやがって、「ピート マーウィック アンド ミッチェル」ってぇ奴とよーろっぱってぇとこの「クラインベルト ゲインメデラー」ってぇわけのわからねぇ奴まで所帯を持ったもんだから「KPMG」なんてぇ名前を名乗りやがって、今じゃ「びっぐふぁいぶ」ってぇことになったらしいってとこまではわかったんだけどよ。

「おいおい寝ちまったのかい。しようがねぇな。風邪ひくよ。」

まあ、びっぐえいとだかびっぐふぁいぶだか知らねぇけど、俺っちにも関係ねーや。さっさと寝ちまうにかぎるぜ。あらよっと。

逆おかま
「逆おかま」といっても、男装する女性のことではありません(それはおなべ?)。車が追突した時に「おかまをほった」といいますね。よく考えたらヒワイな単語ですが、今や女性でも平気で使っているようです。ふつうは、後から来た車が前の車にぶつかりますが、前の車がバックして後の車にぶつかることを「逆おかま」といいます。私が最近名づけました。

今年に入って私の身に2件。最初は、タイ人の友人が、右折するはずのソイを行き過ぎたといって、ギヤをバックに入れ、アクセルを踏み、それから後方確認。 ---そりゃ、ぶつかるだろ〜!! 後から来た車は、必死にクラクションを鳴らしましたが、振り向いた時にはすでに遅し。バンパーがへこみましたが、ぶつけた方もぶつけられた方も慣れたもので、保険屋を呼んで、炎天下の中、事後処理は淡々とすすめられたのでした。

つい先日も、タクシーでUターンを指示したのに、人の話をまったく聞いていない運転手は、右折してソイに入ろうとしました。「あっ、Uターンだよ、Uターン!」 彼はあわてていきなりバック。それからおもむろに振り向いて後を確認しましたが、その時にはすでに後から来たバイクにガシャン。バイクの積荷に載せていたガスボンベがゴロンゴロン。バイクのお兄ちゃんが怒りまくって、運転手に「こっちにこい」と指を立てていました。「またか〜」と思いつつ、朝の忙しい時間だったので、代金だけ払って降りました。

それにしても、こう頻繁にあるとすると、バックの時は、同乗者も後を確認してあげないといけないようです。でも、確認する間もなく、いきなりバックするから逆おかまが起こったんですよね。ハァ〜ッ…。

マイクロバス
ご存知ない方も多いと思いますが、マイクロバスの料金が30バーツであった頃(現在は、25バーツ)、「クーポン」なるものがありました。10回分の料金で買える11回分の回数券です。私は今でも3年前に発行された30バーツのクーポンを持っています。

先日2人でマイクロバスに乗るチャンスがあったので、クーポンと20バーツを添えて料金箱に入れると、運転手がもう5バーツ払えといいます。「タマイヤー」

「30バーツのクーポンは、今では25バーツ分にしか使えない。」 「タマイヤー」

「このクーポンは買ってからもう長いから30バーツでは使えない。カウチャイマイ。」 「タマイヤー」

私は、回数券には有効期限がないこと、価値が下がるのは違法だとの主張を行なましたが、この運転手とラッシュ時に車を止めて口論するのもどうかと思い、とりあえず5バーツを払い、マイクロバス事務所に確認する旨を告げて座席に座りました。「タマイヤー」

私は会社に着いてからスタッフを呼び、クーポンに書いてあるマイクロバスの事務所に確認をさせました。マイクロバス事務所は「あなたが正しい。30バーツのクーポンは30バーツとして今も使用できる。その運転手がカウチャイピットだ。その路線は何番だ。注意をしておく。」とのことでした。

マイクロバスはお釣をくれないシステムなので(なんてわがままなシステムだ!)、25バーツ料金で30バーツのクーポンを使った場合、5バーツのお釣は出さないという取扱いとなります。この取扱いが運転手の勘違いをおこしたものと思います。

この勝負は私の勝ちですが、5バーツはどうしようもありません。儲かったのはマイクロバスです。むなしい勝利です。